まるの日記

writer

MARU

MARU
(Masato Hirose)

category

instagram

    Instagram

    201605/03

    三年目のおうち見学会開催。屋根の形状。

    まるの日記 屋根について

    三年前に建てさせて頂いたお客さんのおうちに行ってきました。

    実は、完成した時の室内写真を撮っていなくて、カメラマンを連れて撮って貰いました。

    写真撮影

    このおうちは、外見はシンプルに作ってあって、

    室内に入ると、昔からあったようなアンティーク調の、可愛いお部屋になってます。

    写真撮影

    そこで、お客さんにとんでもないお願い事をしてみたら、快く承諾してもらえましたので、発表したいと思います。


    「おうち3年生。子育て2年生のママが、ワクワクて暮らす家(仮)」を開催します。

    開催日時:2016年5月22日(日) 時間10:00~17:00 (1日のみ開催)

    場所:魚津市六郎丸

    完成:2013年6月

    リビング風景

    リビング写真

    オリジナルキッチン

    オリジナルキッチン

    実際に住んで居られる「子育て真っ最中の奥様」と直接お話ができる見学会です。

    実際の住み心地や、「あーしておけば良かったなぁ」と思う事や、実際にお部屋の中に入ってみて、気になる所など奥様に質問してみよう!

    尚、この見学会は「ご予約優先」でのご案内させて頂きます。

    ご予約されたお客様が見学されている場合、予約せずにご来場頂いたお客様は、

    混雑のためお待ちいただく可能性がございます。

    ご予約受付時間は、10時、11時、1時半、2時半、3時半でとさせていただきます。

    メールもしくは、お電話でのご予約お願いいたします。

    メールでのご予約はコチラ→予約
    お電話でのご予約は、携帯電話→090-4686-6953(廣瀬まる将人、直通)


    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    「屋根の形状について」

    住宅団地に行くと、よく見かける様な、おうちだと思います。

    下のパース図は、適当に書いた物なので、窓は配置してません。

     

    寄せ棟

    この屋根の形は、「寄せ棟」と言われる屋根の乗せ方です。

    上から見ると、とても複雑な形をしています。山がたくさんあって谷もたくさんあります。

    屋根の形状が複雑な程、雨漏りしやすくなる危険性があります。

    なんで、こんなに複雑な屋根になってしまうかと言うと、おうちの形よりも先に、間取りから先に決めてしまうからですね。

    寄せ棟 上から

    間取りのバランスが悪いから、シンプルな三角屋根にしようと思っても、出来ないんですね。

    そこで、「寄せ棟」の形状にしてしまえば、間取りのバランスが悪い事を、ごまかす事が出来るんですね。

    寄せ棟 自動入力

    ↑ しかも、平面図を書けば、パソコンが勝手に自動で、「寄せ棟」に書いてくれるのです。

    言ってみれば、素人でも出来るんです。

    もう一度。「間取りが複雑になったら、寄せ棟で、ごまかす。」これ鉄則。

    まる工務店は、いかにシンプルに形を整えるか、を考えてプランを書いています。

    以前、おうちを建てたい。と相談に来られた方がいたのですが、平面図は自分で書いて、ちゃんとバランス良く書かれてると思っていたのですが、屋根の形で悩んでおられて、「こんな形にしたいんですけど。」と見せられた物がコレ。↓(簡単にパース図を書いてみました)

    すごい屋根正面

    初めてみた。「画期的屋根と呼ぼう。。。」と思いつつ、

    (屋根の形の種類)

    屋根の種類

    なんで、この屋根が良いんですか?って聞いた所、「屋根裏を広く使いたい」と答えました。

    なるほど。言ってる意味は解かるけど、この形は無いわ。

    なぜなら、大雨になると、屋根先の四隅から、小便小僧になるからです。

    小便小僧

    シンプルな屋根の方が素敵だし、屋根裏を十分に使える事を伝えたんですが、

     

    切り妻

    どうも、「画期的屋根」が気に入ってるようでした。

    すごい屋根

    喉から手が出る位に、お仕事をさせてもらいたかったのですが、この屋根は絶対に作りたく無いと思っていたので、その気持ちが伝わったのか、結果。

    中堅の建設会社で、ご要望どうりの「画期的屋根」で、そのままの形で建ってました。

    おそらく、そこの会社の設計士さんと営業さんも、この屋根のダメな所を解かってたと思います。

    お金儲けだと割り切って、お客さんのご要望をそのまま聞いて作ることも可能でしたが、「いいおうちを建て続けたい」と思い続ける僕には、出来ませんでした。

    pagetop