「おじいちゃん・おばあちゃんの部屋」施工レポート
既存の母家の隣に、10畳間の部屋に縁側とクローゼット付きの
「おじいちゃん・おばあちゃんの部屋」を
新築増築をしました。
施工工程をご覧ください。
基礎工事が始まります。
地盤は良好
ベタ基礎を採用
土台はヒノキの120㎜角を使用。
床下換気口は、フクビの土台パッキンと呼ばれる部材を使用。
床に断熱材を敷きつめ、厚さ28㎜の構造用合板を釘で止めていきます。
レッカーが入れない為、職人達の手作業で柱や梁を組みました。
屋根が組みあがり、防水のルーフィングを貼ります。
瓦屋さんが、瓦を並べていきます。
その時に大切なのは、天井裏を換気させる為に、棟換気口を取り付けます。
この部材は、外から見ても見えないようになっていますので、外見もスッキリと見えます。
建物の外部に、雨の浸入を防ぎ内部にたまった湿気を通す
不思議な「透湿・防水シート」を貼りつけます。
サッシの周りには、防水テープを貼り、万が一の漏水に雨が室内に浸入しないようにします。
壁と天井に、遮音・防音効果の高い断熱材を入れます。ダウンジャケットを着た感じになります。
ボード(板)状の断熱材は廣瀬ハウジングは使いません。
ボード(板)状の断熱材は、値段も高いし、厚みのあるロックウールに比べれば遮音・防音効果も少ないからです。
室内の音が響いたり、室内の声が室外に聞こえてしまったり・・・とかって・・・
天井は、無節の杉の天井板です。
お客さんの要望で、床暖房を仕込みました。
床板は、膨張収縮が少ない床暖房対応の無垢材のクリ材です。
これで、夏はひんやり冷たく、冬は足元が暖かく快適な室内となります。
↓完成写真をご覧ください。
なるべく既製品の室内建具は使わないようにしていますが、
都合上、既製品の無垢材を使用しました。
縁側と室内をつなぐ、3枚引き込み戸です。
閉めた時は戸が見えないようになり、室内の空間がスッキリします。
冬には暖かい、南の日差しがたっぷり入りこんでくるように大きな窓を配置しました。
室内から、リンゴの木が(緑)見えて気持ちいいです。
工事の出入りを邪魔をしていた、キュウイの枝も
実を付けて美味しそうです。
「おじいちゃん・おばあちゃんの部屋」
夏は風が通って涼しく、冬は床暖房で暖かい贅沢なお部屋です。
また、明るいお部屋になり、気持ちの良い空間に仕上がりました。
「おじいちゃん・おばあちゃん」素敵なお部屋で
いつまでも仲良く、元気で暮らして下さい。
また、お邪魔させて頂きます。
施工させて頂き、誠にありがとうございました。