まるの日記

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MARU

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(Masato Hirose)

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    201604/30

    日本の美を守りたいから。地震対策・屋根。

    まるの日記 地震について 屋根について

     

    瓦屋さんの事務所へ行くと、瓦屋根のサンプルが置いてあった。

    瓦屋根のサンプル

    瓦の棟の納まりが、屋根に登らなくても解かるから良いですね~。

    瓦サンプル 棟部分

    地震が来ても、落ちないようにガッチリ止まってる。

    サンプルだから、トラックの荷台に積んで、走ってても瓦が落ちない位ガッチリしてる。

    裏返しても外れないんじゃないの。

    瓦 平板部分

    ため池。

    ホタルの餌になるカワニナは、まだ生きてた。

    image1

    奥に見える、新しい労災病院も足場が外れてスッキリしました。

    image2

    事務所。

    この盆栽と言うか何と言うか、事務所の机に置いてあるんだけど

    最近、小さな虫が飛びまわってる。

    image1

    大事に育ててると思うんだけど、この盆栽に殺虫剤を掛けまくられてる事をオヤジは、まだ知らない。

    午前中。そのオヤジのお手伝い。

    先週の強風で飛ばされた、「簡易式折りたたみ屋根」の取り付けに行ってきた。

    折りたたみ屋根

    以前と違い、丈夫になりました。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    「地震対策と屋根について」

    熊本県の地震で、倒壊したおうちを、たくさんニュースで見かけると思います。

    なぜ、倒壊するのか。

    世間はどう思ってるのか解りませんが、僕なりの視点で書きます。

    大雑把な原因を書くと、こんな所でしょうか。

    1、「なにかしらの原因で、躯体が元々損傷してた。」

    2、「構造が弱いから。」

    3、「屋根が重いから。」

    1、の「なにかしらの原因で、躯体が元々損傷してた。」は、例えば、リフォームの為に浴室を解体した時に、おうちの土台が腐食してる事が多いんですね。

    昔の浴室と言えば、一般的に「床はタイルで、壁や天井がモルタル」で出来てる事が多いんですよね。

    そしたら、長年使ってたら床のタイルの目地(継ぎ目)から水が入り込み、土台にその水が掛かってしまい、ずーっと水が中途半端に掛かってる状態で腐食するパターンとか。

    昔のお風呂

    また、シロアリが入りやすい環境になってて、触ると土台や柱が豆腐の様に簡単に無くなってしまってる事や、外壁から少しずつ水が入ってて腐ってた。とか。

    今までの経験で、実は7割程度のおうちが、何かしらの場所で腐ってることが多いです。

    これって、うっかり毎日過ごしてたら解からない事だと思う。目に見えて解かるようになった時には、もうすでに手遅れ・・・おおごとになってしまう事が多いかな。

    腐ってれば、まともだった当時から比べれば、当然おうちが弱いって事だから、倒壊する可能性は大きいよね。

    命と財産を守ろうとすると、腐ってる所を最低でも直してやる必要があるし、大規模の耐震リフォームするか、違う場所に引っ越すか、それか思い切って、新しく建て直すしかないですよね。

    かと言って、お金も掛かる事だしね・・・でも命は大切だからね。

    2、の「構造が弱いから。」は、そのままですよね。弱ければ倒壊するに決まってる。

    1、の原因で、弱くなるしね。

    現在の建築基準法の中で、耐震等級ってあるんですけど、その中に耐震等級1~3まであって、

    耐震等級1(震度6~7の地震力で倒壊しない強さ。でも、損傷する可能性はある)を「基準」で考えると・・・

    昭和25年から昭和34年に建てられたおうちは32%程度の耐震性しかない。

    昭和35年から昭和55年に建てられたおうちは48%程度の耐震性。

     

    昭和56年から平成11年に建てられたおうちは80%程度の耐震性。

    耐震等級1が基準

    耐震等級2になると、1.25倍の耐震性。

    耐震等級3になると、1.5倍の耐震性となる。

    中途半端に壊れても嫌だと思うから、間違いなく、耐震等級がある方が良いと思いませんか?

    3、「屋根が重いから。」

    屋根が重いからって、良く言うんですけど、それは屋根に対して躯体が弱いから倒壊するのであって、今現在の建築基準法(最低基準)をしっかり守って作っていれば、倒壊は、しにくいと思う。

    が・・・新しいおうちが倒壊してるのはなんでだろう・・・手抜き工事なのかなぁ・・・

    でも、「屋根が軽い」って事は、間違いなく「良い事」だと思ってる。

    一番問題なのは、昔のおうちで瓦だけを、リフォームする場合。

    昔の瓦は、屋根に置いてるだけで「地震が来れば、バラバラと振り落として屋根を軽くする」と言う考え(予防)だったのに、瓦が落ちてきたら、危ないから。

    と言う、現代の考え方に変わったんだと思う。僕もそう思うけど。

    それで、瓦を落ちないように固定する。

    これって、新築なら良いと思うけど、構造がしっかりしていない、昔のおうちの屋根に固定してしまうと、地震が来た時、問題があると思う・・・

    ご想像通りだと思いますが、

    地震が来ると、そうなってあたり前だと考えてます。

    本来なら、昔のおうちの構造も現在の耐震等級に合わせるべきだと思うけど、それもなかなか出来ないからね。(費用があれば別だけど)

    「日本の美」瓦屋さんを助ける、何か、もっと良い対策法があれば良いんですけど。

    だれか知ってたら、教えて下さい。よろしくお願いいたします。

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